田中角栄 その名言と 行動から学ぶ

・田中角栄 その名言と行動から学ぶ
田中角栄元総理といえば、数多くの名言を残しその行動の速さも伝説的の語られています。
そのあだ名だけ並べても「今太閤」「コンピュータ付きブルドーザー」「角さん」「自民党周辺居住者」「目白の闇将軍」「下町の総理」「キングメーカー」と多種多様ですね。

強大な権力を持ち、頭の回転が速く実行力が有り、庶民派で親しみがあり、党の情報に優れ金の流れをつかさどっておりかつ裏社会にパイプを持っている。そんな人物像があだ名からも浮かび上がった来ます。
田中角栄.jpg
image.search.yahoo.co.jpより
*田中角栄*
生年月日:1918年5月4日
出 身 地:西山町
死 没 :1993年12月16日 (75歳)
日本の政治家、建築士。衆議院議員、郵政大臣、大蔵大臣、通商産業大臣、内閣総理大臣等を歴任

・大蔵大臣に就任の名言 あいさつに学ぶ

そんな田中角栄元総理が44歳で大蔵大臣に就任した際に、大蔵省幹部を前にして行った有名な挨拶があります

「私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。私は素人だが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきて、いささか仕事のコツを知っている
・・・・・・一緒に仕事をするには互いによく知り合うことが大切だ。われと思わん者は誰でも遠慮なく大臣室にきてほしい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。

・・・・・・できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が背負う。以上。」

なんて気持ちの良い挨拶でしょう、たたき上げで権力の座をつかんだ男が超エリートたちのプライドを立てつつも、しっかりと掌握し器の大きさを示していますね。

また一方で、役人というものをいかに掌握していたかという言葉に「大蔵省の役人というのは優秀です。正しいデータさえ入れればちゃんとした結論を出してくる。」というようにいかに使いこなしていたかを思わせます。


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・田中角栄元総理の名言 お金の使い方に学ぶ

田中角栄元総理の大胆かつ繊細な無駄のないお金の使い方のエピソードがあるので紹介します。

田中派時代の事ですが、派内の若手の議員が女の不始末の清算で、今日中にどうしても100万円が必要ということになったそうです。

その議員は田中角栄元総理のもとに電話をかけ、100万円の借金を申し込んだのですが。話を半分まで聞いていた田中角栄元総理は「わかった」と一言いったそうです。30分もすると、田中事務所の秘書が紙袋を届けにきた。

その議員が開けてみると、本人が借入を申し込んだ額よりも多いなんと300万円の現金が入っていたそうです。

そして中には田中角栄元総理の筆による一枚のメモが入っていました。

一、まず100万円でけりをつけろ
二、次の100万円でお前の不始末で苦労したまわりの人たちに、うまいものでも食わせてやれ
三、次の100万円は万一の場合のために持っておけ
四、以上の300万円の全額、返済は無用である。

その若手議員は、涙しながらそのメモを読んだそうです。

その若手議員が誰なのかも気になりますが、この人心をつかむ大胆かつ繊細で無駄のないお金の使い方「約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな。 ヘビの生殺しはするな。借りた金は忘れるな。 貸した金は忘れろ」という名言を実践してますよね。
(出典)偉人のエピソード逸話集 田中角栄のお金の使い方

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・田中角栄元総理の名言 約束と信条に学ぶ

またある時休日の東京・目白の田中邸には朝から各界、各層の陳情客が100人単位で列をなしていたというが、田中元総理は一人一人順番に陳情の内容を聞き「よし分かった」「それは出来る」「それは出来ない」とその場で陳情をさばいていった。

田中元総理が「分かった」と言ったものに関しては100%実行されたそうです、「前向きに検討します」などと言ってのらりくらりしている輩とはえらいちがいですよね。

「約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな。 ヘビの生殺しはするな。」
まさに名言とはいえ口だけでなく行動も伴ってますね。

「人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。

それが大衆軽視につながる。それではダメなんだ。そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ。」出典:偉人のエピソード逸話集

という発言の通り泥臭いまでに人間が好きで、またその怖さをも知り尽くしている。いま田中角栄がいたらどう判断したかなどと話題になるのは、普通の人間を普通に好きになれることを政治の原点とする政治家だったらどう判断するかということなんですね。
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